知財・特許用語集
【あ行】の知財・特許用語
- 意匠(いしょう)
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意匠とは、物品の美的外観のこと、つまり、製品のデザインのことをいいます。
デザインといっても、服やバッグ、携帯電話のデザインのように必ずしも“おしゃれ”である必要はありません。例えば工具や土木設備等で、特許では敷居が高くて登録できないと諦めがちなものでも、意匠であれば権利取得が可能である場合が多いのです。
中国の法律では意匠を「外観設計」といいますが、「意匠」=「外観設計」と思ってみると、“おしゃれ”を追求するものばかりではなく、実用重視なこんな意匠を表しているような気がしませんか? また、加工食品や日用品のように見た目勝負で積極的に模倣品をしたい場合も、意匠権が有効打として機能することが多いのです。
つまり、どんな製品でも何らかのデザイン的処理が施されていれば意匠と認められるので、知的財産権としてもっと意匠権を活用してもいいのではないでしょうか。
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→ 意匠権、意匠登録出願 - 2006/06/16