知財・特許用語集
【は行】の知財・特許用語
- 標章(ひょうしょう)
-
商標法では「文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合」を標章としています。
平たくいえば、ブランド名・商品のネーミング・会社ロゴやマーク・立体的な形状等のことをいいます。
平成27年4月から、新しいタイプの商標の保護制度が始まり、動き商標・ホログラム商標・色彩のみからなる商標・音商標・位置商標についても、商標法で保護されることになりました。
動き商標:
文字や図形等が時間の経過に伴って変化する商標
例えば、テレビやコンピューター画面等に映し出される変化する文字や図形など
ホログラム商標:
文字や図形等がホログラフィーその他の方法により変化する商標
(見る角度によって変化して見える文字や図形など)
色彩のみからなる商標:
単色又は複数の色彩の組合せのみからなる商標
(これまでの図形等と色彩が結合したものではない商標)
例えば、商品の包装紙や広告用の看板に使用される色彩など
音商標:
音楽、音声、自然音等からなる商標であり、聴覚で認識される商標
例えば、CMなどに使われるサウンドロゴやパソコンの起動音など
位置商標:
文字や図形等の標章を商品等に付す位置が特定される商標
現状では、匂いや触感等、視覚・聴覚以外の感覚を通じて識別される特徴は、日本の商標法の保護対象とはなっていません。
関連する知財・特許用語
→ 商標、防護標章登録制度 - 2006/07/03