知財・特許用語集
【は行】の知財・特許用語
- 費用(ひよう)
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特許権、意匠権、商標権等の産業財産権を得ようとするときに避けられないのが費用の問題です。特許事務所を通じて手続を行う場合は、特許庁に納付する印紙代の他に、事務所の手数料がかかります。
以前は特許事務所の『標準料金表』なるものが存在して、どこの特許事務所でもほぼ同じような料金体系でした。しかし、現在は特許事務所ごとに様々な料金設定がされています。
お客様の立場から考えると「安い費用、かつ、質の高い仕事」というのが最も好ましいのは当然です。しかし「質の高い仕事」をしようとすると、それ相応の時間や手間がかかるため、費用を抑えようとしても限界があります。無理に費用を抑えようとして、製品のように“大量生産”をしようとすると、横流しの仕事……平たく言えば、あまり手をかけない仕事になりがちです。ある程度までは経験や慣れによって量を稼げると思いますが、一定以上の質を確保するためには、やはり限界があります。
そこで、あいぎ特許事務所では、経験や知識や判断が必要な仕事内容については相応の料金設定としています。経験や知識や判断こそが、特許事務所が提供するサービスの根幹であり、特許事務所の価値を左右するものだからです。その一方で、特許庁に形式的な書類を出すだけで終了するような、比較的手間がかからないような仕事内容については低い料金設定としています。
つまり、やたらに料金を抑えるのではなく、お客様によろこんでいただけるという自負を持って行う仕事については相応の料金とし、その代わりそれ以外の仕事については低目の料金とすることで、トータルとして納得いただける料金体系としているつもりです。
……そんなわけで、特許権取得費用についてはこちら、商標権取得費用についてはこちら(ついでに、商標登録に関する当事務所のポリシーもこちらからどうぞ)、また、意匠権取得費用についてはこちら、をご覧下さい。
- 2006/06/29